中間処理の圧縮とは、知らない人でも何となくイメージしやすい工程かと思われます。一般家庭でも、ゴミを出す時は、できるだけ多くのゴミを一つの袋に入るように押し込んで入れますよね。
缶やペットボトルは足で潰し、コンパクトにする人もいます。
機械でコンパクトにしていきます。様々な節約につながる圧縮。メリットがいっぱいで、地球環境にもやさしい圧縮について説明します。
中間処理の圧縮とは、廃棄物を押して1m程の立方体に固める工程です。破砕と同じく廃棄物の容積や容量を小さくする減容化を目的としています。
例えば、紙くずなどの廃棄物は空気を含んでいるため大きく膨らんでしまいます。そのままでは運びにくいので圧縮梱包処理が適していますね。
圧縮は、選別後に圧縮される場合と破砕後に圧縮される場合とがあります。
機械によっては、破砕と圧縮が一連の流れで行われるものもあります。
中間処理工程で圧縮を行うメリットは、破砕からさらに減容化が実現することです。
廃棄物が積み込みやすくなり、運搬の効率化・コストの削減
などのメリットもあります。
しかし、都道府県によっては圧縮の作業を中間処理の処分業許可として認めていないケースもあります。(大阪府など)
内容が気なる企業様は、あらかじめ行政に問い合わせてみるとよいでしょう。
段ボール、廃プラスチック、PETボトル、ビニール袋、紙くず、繊維くず、木くず、金属くず、アルミ缶など
圧縮梱包後はリサイクルされるものが多いです。
例えば、中間処理で圧縮梱包された紙くずは、製紙メーカーに運ばれ溶解(離解)されて、古紙パルプという原料になります。そして、古紙パルプは、トイレットペーパーや紙袋などの紙製品に生まれ変わるのです。
圧縮機は、少量の廃棄物を処理する「縦型」と大量の廃棄物を処理する「横型」があります。
手動で投入口から圧縮する廃棄物を投入します。ボタンを押すと圧縮がスタートします。圧縮後は手で紐を使い梱包します。
機械の投入口より、コンベアなどで廃棄物を投入します。
半自動のものと全自動のものとがあります。
その他、破砕と圧縮梱包の工程まで一台でこなす機械もあります。一台で二役のベーラーは、大変効率的で便利です。
産業廃棄物の中間処理において大切な「圧縮」工程についてまとめました。マテリアルリサイクル(物から物に再利用)やサーマルリサイクル(物をエネルギーに再利用)にも繋がる圧縮処理の技術は日々進化しています。
産業廃棄物は、なかなかゼロにできませんが、人の手と機械で、圧縮などを駆使して廃棄物を限界まで小さくする努力をしていきたいものです。
取り扱い メーカー数 |
21社 |
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メーカー種別 | 海外 |
製品の保守・サポートが強み。木更津に「パーツセンター」「QCセンター」「テストセンター」の機能を有した施設があり、パーツセンターでは7000種18万点のスペアパーツを保有。
取り扱い メーカー数 |
3社 |
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メーカー種別 | 国内・海外 |
日々環境分野において様々な研究開発を行い、1925年の創業から顧客のニーズを実現すべく品質向上に力を注いでいます。
取り扱い メーカー数 |
1社 |
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メーカー種別 | 国内 |
北九州にある本社を拠点に全国11ヶ所の工場を持ち、「スラグリサイクル事業」「環境非鉄リサイクル事業」「リサイクル機器プラント事業」に注力。
※2021年7月21日時点に、「選別機」または「産業廃棄 選別機」と「Google」で検索した際に表示された、中間処理に関する機器を取り扱っている企業の公式HPの上位57社を調査しました。
※取り扱いメーカー数及び対応種類の多い企業、かつ、プラント設計に対応している企業をピックアップしました。
循環型社会の実現に向け、廃棄物の削減に継続的に取り組むために、昨今の世情における産廃事業への取り組みについて掲載。
産廃事業社に求められる資質や姿勢など、事業において必要な見解をまとめています。