産廃事業で着目したのは「中間処理」 効率重視の選別機マニュアル
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非鉄金属選別装置

非鉄金属選別装置の仕組み

非鉄金属選別装置は、銅やアルミ・亜鉛・鉛・マグネシウムなどの非鉄金属を選別できる装置です。過電流の発生により、力が生じる非鉄金属の性質を利用して選別します。

磁石を組み込んだボールが高速回転すると、非鉄金属に過電流が発生。この過電流により、磁選機では選別できない非鉄金属を選別できます。

非鉄金属選別装置の用途

非鉄金属選別装置は、主に廃棄物処理で広く使用されます。

非鉄金属(銅・アルミ・亜鉛・鉛・マグネシウムなど)の廃棄物と他の廃棄物を選別するために利用され、自動的に非鉄金属を検出・分類することができます。これにより、非鉄金属の回収が容易になり、リサイクルプロセスの効率化や廃棄物処理コストの削減が期待できます。

機器紹介

三菱長崎機工株式会社製 MSK Series

三菱長崎機工株式会社製 MSK Series
画像引用元:三菱長崎機工株式会社公式サイト(https://www.mnm.co.jp/products/general/hitetsu.html#:~:text=%E6%B0%B8%E4%B9%85%E7%A3%81%E7%9F%B3%E3%82%92%E5%86%86%E5%91%A8,%E5%8A%9B%E3%81%AB%E3%82%88%E3%82%8A%E5%88%86%E9%9B%A2%E3%81%97%E3%81%BE%E3%81%99%E3%80%82)

強磁界でアルミを迅速に分離

高磁力・高性能を実現した非鉄金属選別装置(アルミ選別機)です。永久磁石を配置した磁気ロータを高速回転して、強力な交流磁界を発生させます。廃棄物(非鉄金属)に生じた過電流による推進力で選別。分別能力と長寿命化を実現するほか、廃車シュレッダープラント、廃家電リサイクルプラントにおけるアルミ回収、資源リサイクルプラントでのアルミ缶やペットボトルの分別など多彩な用途に活用できます。

導入事例

MSK Seriesの導入事例は、公式サイトに記載がありませんでした。

日本磁力選鉱株式会社製 
非鉄金属選別機

日本磁力選鉱株式会社製 非鉄金属選別機
画像引用元:日本磁力選鉱株式会社公式サイト(http://www.nmd.co.jp/recycle/entry-50.html#prettyPhoto)

過電流で素早く分離

空き缶・自動車破砕物・廃家電・廃プラ・紙屑など様々な廃棄物を分離できる非鉄金属選別装置です。過電流を発生させると飛び跳ねる導電性物質の性質を利用して、ベルトに供給した導電性物質と非導電性物質に分類して選別します。マグネットロータ上で導電性物質は導電性物質排出口へ、非伝導性物質はベルト上を流れ、非導電性物質排出口より排出する仕組みです。

導入事例

日本磁力選鉱株式会社製、非鉄金属選別機の導入事例は、公式サイトに記載がありませんでした。

株式会社イー・エム・エス社製 
非鉄金属分別機

株式会社イー・エム・エス社製 非鉄金属分別機
画像引用元:株式会社イー・エム・エス公式サイト(http://www.ems-mag.jp/original8.html)

瞬時に選別する磁界技術

アルミ缶・廃家電・各種アルミ片の分別に効果的な非鉄金属選別装置です。磁石を組み込んだマグネットローターを高速回転させて強力な回転磁界を発生させます。通過した非鉄金属から過電流が発生し、過電流による磁界の推進力で非鉄金属を前方に跳ね飛ばして分別。アルミ缶を対象とするNMS型(標準タイプ)と、破砕機排出後の小片を対象とするNFS型(小粒タイプ)の2機種あります。

導入事例

株式会社イー・エム・エス社製、非鉄金属分別機の導入事例は、公式サイトに記載がありませんでした。

カネテック社製 非鉄金属選別機 
BMRシリーズ

カネテック社製 非鉄金属選別機 BMRシリーズ
画像引用元:カネテック株式会社公式サイト(http://www.kanetec.co.jp/products/recycle.html)

軽量・コンパクトで高効率

軽量&コンパクト化&高率分離回収を実現した非鉄金属選別装置のシリーズ製品です。コンパクトな外観や高い処理能力が特徴。「毎分2500回転の安定した高速回転とMax. 350mT以上の表面磁束密度」により、各種の非鉄金属を高率分離回収します。IE3プレミアム効率モータ採用で省エネ法にも対応するほか、コスト削減に力を入れている製品です。

導入事例

非鉄金属選別機 BMRシリーズの導入事例は、公式サイトに記載がありませんでした。

まとめ

非鉄金属選別装置は、アルミ・銅・真鍮・マグネシウムなど非鉄金属を分別する装置です。タイプや性能、サイズなど特徴の異なる装置が様々なメーカーから販売されています。どれを選んでも同じではないので、選別の段階・目的に応じて自社にマッチする選別機を検討してください。

中間処理で着目したいのは【選別機】
独自の選定基準を満たす問い合わせたい企業
廃棄物処理では選別品の素材・形状によって適した方法が異なってきます。異物除去の精度を高めることで、環境保全だけでなく人的労力の削減、対応コスト減につながるのでぜひとも意識していただきたい工程となります。
環境先進国である
ヨーロッパの機器を販売
サナース
サナースのイメージ
取り扱いメーカー
取り扱い
メーカー数
21
メーカー種別 海外
国内に専用マシンパークを開設

製品の保守・サポートが強み。木更津に「パーツセンター」「QCセンター」「テストセンター」の機能を有した施設があり、パーツセンターでは7000種18万点のスペアパーツを保有。

鋳造機メーカーとして
培った技術
富士車輌
富士車輌のイメージ
取り扱いメーカー
取り扱い
メーカー数
3
メーカー種別 国内・海外
環境分野において様々な研究開発を実施

日々環境分野において様々な研究開発を行い、1925年の創業から顧客のニーズを実現すべく品質向上に力を注いでいます。

総合的な環境マネジメントシステムを展開
日本磁力選鉱
日本磁力選鉱のイメージ
取り扱いメーカー
取り扱い
メーカー数
1
メーカー種別 国内
北九州を中心に独自技術を用いたリサイクル対応

北九州にある本社を拠点に全国11ヶ所の工場を持ち、「スラグリサイクル事業」「環境非鉄リサイクル事業」「リサイクル機器プラント事業」に注力。

※2021年7月21日時点に、「選別機」または「産業廃棄 選別機」と「Google」で検索した際に表示された、中間処理に関する機器を取り扱っている企業の公式HPの上位57社を調査しました。

※取り扱いメーカー数及び対応種類の多い企業、かつ、プラント設計に対応している企業をピックアップしました。

循環型社会の実現に向け、廃棄物の削減に継続的に取り組むために、昨今の世情における産廃事業への取り組みについて掲載。

産廃事業社に求められる資質や姿勢など、事業において必要な見解をまとめています。

産廃事業への取り組みについてのイメージ