産廃事業で着目したのは「中間処理」 効率重視の選別機マニュアル
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特別管理産業廃棄物の種類

産業廃棄物には、処理に危険性がある廃棄物があります。ダイオキシンなどが含まれる廃棄物は、発がん性があるなど処理する人にも害を及ぼしかねません。

そして、最近では新型コロナウイルスの影響で医療系の特別管理産業廃棄物が増えているそうです。

特別管理産業廃棄物の危険性を把握して、廃棄物処理業者、排出業者共に責任をもって取り組まなくてはいけません。

まずは、特別産廃の種類から見ていきましょう。

特別産廃とは?どのような種類が該当するのか?

特別管理産業廃棄物(特別産廃)とは、人の体や環境を害する危険性がある産業廃棄物のことです。

爆発する可能性があるもの、毒性があるもの、感染症の危険性があるものが該当します。

例えば、現在猛威を振るっている「新型コロナウイルス」には「産業廃棄物処理法に築く感染症廃棄物処理マニュアル」や「廃棄物処理における新型インフルエンザ対策ガイドライン」ほか、様々なマニュアルが定められています。

特別産廃は、通常の産業廃棄物よりも厳しい処理基準が定められています。

特別産廃の種類【具体例】

特別管理産業廃棄物の種類は次のようなものが該当します。

廃油

軽油、揮発油、灯油などの燃えやすい油(引火点70℃未満の廃油)

廃酸

腐食性を持つpH2.0以下の著しい酸性液体

廃アルカリ

腐食性持つpH2.0以下の著しいアルカリ性液体

感染症産業廃棄物

医療機関等で排出した感染症の病原体が付着した血液や注射器など

特定有害産業廃棄物

石綿、廃PCB、PCB汚染物、PCB処理物、その他有害物質を含んでいるもの

煤塵(ばいじん)、燃え殻、汚泥(おでい)

有機塩素化合物、重金属、農薬、基準値を超えるダイオキシンに汚染された廃棄物

輸入廃棄物の焼却施設より発生した煤塵等

以上、特別産廃は、処理できる許可業者に委託する必要があります。

特別管理産業廃棄物の管理責任者について

特別管理産業廃棄物を排出する事業者は、管理責任者を選任しなければなりません。

また、管理責任者の設置について、自治体によっては届出が責任者になるためには、資格が必要です。

感染性産業廃棄物の資格

医師、看護師、歯科医師、歯科衛生士、薬剤師、保健師、助産師、獣医師、臨床検査技師、衛生検査技師、公益財団法人日本産業廃棄物処理振興センター(JWセンター)の講習会を終了した者

感染性産業廃棄物以外の特別管理産業廃棄物

公益財団法人日本産業廃棄物処理振興センター(JWセンター)の講習会を終了した者

講習会の終了後には修了検定がありますが、きちんと講義を受講していれば、それほど難しくはありません。

特別産廃とは?まとめ

排出業者は、自ら処理基準に従って処理を行うか、特別管理産業廃棄物の許可を得ている業者に委託しなければなりません。

環境を守り、人が安全に暮らせる世の中にするため努力していきましょう。

中間処理で着目したいのは【選別機】
独自の選定基準を満たす問い合わせたい企業
廃棄物処理では選別品の素材・形状によって適した方法が異なってきます。異物除去の精度を高めることで、環境保全だけでなく人的労力の削減、対応コスト減につながるのでぜひとも意識していただきたい工程となります。
環境先進国である
ヨーロッパの機器を販売
サナース
サナースのイメージ
取り扱いメーカー
取り扱い
メーカー数
21
メーカー種別 海外
国内に専用マシンパークを開設

製品の保守・サポートが強み。木更津に「パーツセンター」「QCセンター」「テストセンター」の機能を有した施設があり、パーツセンターでは7000種18万点のスペアパーツを保有。

鋳造機メーカーとして
培った技術
富士車輌
富士車輌のイメージ
取り扱いメーカー
取り扱い
メーカー数
3
メーカー種別 国内・海外
環境分野において様々な研究開発を実施

日々環境分野において様々な研究開発を行い、1925年の創業から顧客のニーズを実現すべく品質向上に力を注いでいます。

総合的な環境マネジメントシステムを展開
日本磁力選鉱
日本磁力選鉱のイメージ
取り扱いメーカー
取り扱い
メーカー数
1
メーカー種別 国内
北九州を中心に独自技術を用いたリサイクル対応

北九州にある本社を拠点に全国11ヶ所の工場を持ち、「スラグリサイクル事業」「環境非鉄リサイクル事業」「リサイクル機器プラント事業」に注力。

※2021年7月21日時点に、「選別機」または「産業廃棄 選別機」と「Google」で検索した際に表示された、中間処理に関する機器を取り扱っている企業の公式HPの上位57社を調査しました。

※取り扱いメーカー数及び対応種類の多い企業、かつ、プラント設計に対応している企業をピックアップしました。

循環型社会の実現に向け、廃棄物の削減に継続的に取り組むために、昨今の世情における産廃事業への取り組みについて掲載。

産廃事業社に求められる資質や姿勢など、事業において必要な見解をまとめています。

産廃事業への取り組みについてのイメージ