産廃事業で着目したのは「中間処理」 効率重視の選別機マニュアル
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産業廃棄物で必要な書類

産業廃棄物で書類が必要なものは、産業廃棄物収集運搬業許可、廃棄物処理業許可の申請時や産業廃棄物管理票(マニフェスト)など多数あります。

今回は、産業廃棄物収集運搬業許可の申請時に必要な書類にスポットをあててみました。

初めて産業廃棄物収集運搬業許可の取得をお考えの方は、申請書一式になにを記入するのか?添付書類に必要な書類はなにか?迷われると思います。

ぜひ当記事を参考にして、自己申請にチャレンジしてはいかがでしょうか。

※今回ご紹介する記事は「積替え保管を含まない」産業廃棄物収集運搬業許可のケースです。

産廃収集運搬業の許可申請で必要な書類【申請書】の詳細

産廃業の許可を申請するには、「申請書」と「添付書類」を各都道府県(又は政令市)窓口へ提出しなければなりません。

申請書(別名:様式)は、法人の場合9書式、個人の場合は10書式あります。書式は、各自治体のHPよりダウンロードできます。

役所に提出する申請書と記入する内容を一覧にしました。

申請書(様式)の一覧と記入する内容

  1. 産業廃棄物収集運搬業許可申請書
  2. 申請者:社名又は個人名、住所、電話番号など

    事業の範囲:取り扱う産業廃棄物の種類

    許可番号:すでに処理業の許可を有する場合のみ記入する。申請中の場合は申請年月日を記入

    その他:役所や株主の情報

  3. 事業計画の概要
  4. 事業計画:運搬する廃棄物の品目と排出事業者、処分業者の情報

  5. 運搬施設の概要
  6. 運搬車両:車体の形状、登録番号、最大蓄積量など

    所在地:事務所と駐車場の所在地

    運搬容器:入れる廃棄物の名称、用途、容量など

  7. 収集運搬業務の具体的な計画
  8. 車両毎の用途、収集運搬業を行う時間、従業員数

  9. 環境法全措置の概要
  10. 環境保全の措置について(廃棄物の飛散や流出の防止策、混合防止策)

  11. 運搬車両の写真
  12. 運搬車両の写真を添付

  13. 運搬容器の写真
  14. 運搬容器の写真を添付

  15. 事業開始に要する資金の総額及びその資金の調達方法
  16. 必要資金と調達方法の記入

    申請時に資金と施設を有している場合は備考欄にその旨を記入

  17. 資金に関する調書
  18. 資産の種別や負債の内容と金額を記入

    ※法人は提出不要

  19. 契約書
  20. 申請者が、欠格条項に該当していない者であることを誓約する書面

上記の申請書を作成するために、次の写真を準備してください。

車体全体、ナンバープレートの文字が分かるように撮影しましょう。

容器全体を撮影してください。

次に添付書類について見ていきましょう。

産廃収集運搬業の許可申請で必要な書類【添付書類】の詳細

申請に必要な添付書類は次のようになります。

法人と個人では提出する書類が違います。

法人が提出する書類

法人と個人が提出する書類

個人の場合のみ提出する書類

以上が提出する書類になります。これだけの書類を集めるのは、なかなか大変ですね。

産廃収集運搬業許可申請の種類・手数料など

それぞれ、用途に合った申請をしましょう。

では、申請の手数料はいくらかかるのでしょう。

申請手数料

  • 新規許可申請…81.000円(税込)
  • 更新許可申請…73.000円(税込)
  • ほとんどの都道府県が上記の金額となっています。

    納付方法は、現金納付としているケースが多いようです。

    産廃収集運搬業許可で必要な書類まとめ

    産業廃棄物収集運搬業許可の申請に必要な書類は、「申請書」と「添付書類」両方揃えなくてはいけません。写真の用意も必要です。

    そして、申請の際には、いくつか注意点があります。

    産業廃棄物を積み込む場所と降ろす場所が同じ場合は、その都道府県で申請すればOKですが、異なる都道府県の場合は、該当する都道府県ごとに申請しなければいけません。

    ※通過するのみの場合は申請しなくて大丈夫です。

    なお、自治体によって書類が若干異なりますので、実際に申請する時は、申請先の手引きを確認してください。

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