産廃事業で着目したのは「中間処理」 効率重視の選別機マニュアル
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産業廃棄物の種類

産業廃棄物の種類は法律第2条第4項2号(廃棄物処理法)に記されています。この法律で間違いやすい点は、1号と2号の項目があることです。

1号の「産廃20種類」はよく知られていますが、2号の「輸入廃棄物」のほうは知らないという人が少なくありません。

当記事では、1号と2号を合わせた産業廃棄物21種類を詳しく解説!そして、21種類の中での分類、産業廃棄物の特定業種を説明しています。一緒の方も産業廃棄物に関わる事業者の方も要チェックです!

産業廃棄物の種類とは?【あらゆる事業活動を伴うもの編】

産業廃棄物は、廃棄物処理法で21種類が指定されています。

さらに21種類は「あらゆる事業活動に伴うもの」と「業種が限定されるもの」に分かれます。

まずは、「あらゆる事業活動に伴うもの」から説明します。

あらゆる事業活動に伴うもの(12種類)

以上、12種類の品目は、どのような業種が排出しても産業廃棄物となります。

産業廃棄物とは?【業種特定編】

21種類の産業廃棄物、残りの9品目を説明します。

以下、事業が限定される7品目とその他2種類です。

事業が限定されるもの(7種類)

その他

※政令第3号廃棄物とは1~19の産業廃棄物を処分するために処理したもので、1~19に当てはまらないもの

※船舶・航空機の生活廃棄物及び入国者が携帯廃棄物を除く

事業が限定されるものについては、特定業種が排出した廃棄物のみ産業廃棄物と定められます。

では、特定業種とは、どのような業種を指しているのでしょうか?

産業廃棄物の特定業種とは?

産業廃棄物の種類で業種が限定される13~19の品目は、

特定の業種が排出した廃棄物を指しています。

つまり、特定の業種ではない業種が13~19の廃棄物を排出しても産業廃棄物にはなりません。

法で特定されている業種とは次のようになります。

紙くず 製本業/紙加工製造業/新聞業/パルプ製造業/出版業/印刷加工業/建設業
木くず 木材棚卸業/パルプ製造業/建築業
繊維くず 繊維工業(縫製を除く)
動植物系残さ 食料品製造業/香料製造業/医薬品製造
動植物系固形/不要物 と畜業(家畜などの動物を殺し、解体して食肉等に加工している業種)
動物の糞尿/動物の死体 畜産農業

上の表のとおり、繊維工業の製造過程で出た木綿などの繊維くずや建設業で新築・改築工事で出る木材片などが産業廃棄物となります。

はっきり区別できる廃棄物ばかりなら良いのですが、実際には判断に迷うケースもあります。

産業廃棄物の種類とは?まとめ

産業廃棄物の21種類についてまとめました。

排出業者の所在地によっては、産業廃棄物の取り扱いが微妙に違うこともあるので、迷う時は管轄の自治体に相談して適切に処理しましょう。

「たぶん大丈夫だろう」「処理業者のいうとおりにした」といったあやふやな判断は避けるよう注意してください。

中間処理で着目したいのは【選別機】
独自の選定基準を満たす問い合わせたい企業
廃棄物処理では選別品の素材・形状によって適した方法が異なってきます。異物除去の精度を高めることで、環境保全だけでなく人的労力の削減、対応コスト減につながるのでぜひとも意識していただきたい工程となります。
環境先進国である
ヨーロッパの機器を販売
サナース
サナースのイメージ
取り扱いメーカー
取り扱い
メーカー数
21
メーカー種別 海外
国内に専用マシンパークを開設

製品の保守・サポートが強み。木更津に「パーツセンター」「QCセンター」「テストセンター」の機能を有した施設があり、パーツセンターでは7000種18万点のスペアパーツを保有。

鋳造機メーカーとして
培った技術
富士車輌
富士車輌のイメージ
取り扱いメーカー
取り扱い
メーカー数
3
メーカー種別 国内・海外
環境分野において様々な研究開発を実施

日々環境分野において様々な研究開発を行い、1925年の創業から顧客のニーズを実現すべく品質向上に力を注いでいます。

総合的な環境マネジメントシステムを展開
日本磁力選鉱
日本磁力選鉱のイメージ
取り扱いメーカー
取り扱い
メーカー数
1
メーカー種別 国内
北九州を中心に独自技術を用いたリサイクル対応

北九州にある本社を拠点に全国11ヶ所の工場を持ち、「スラグリサイクル事業」「環境非鉄リサイクル事業」「リサイクル機器プラント事業」に注力。

※2021年7月21日時点に、「選別機」または「産業廃棄 選別機」と「Google」で検索した際に表示された、中間処理に関する機器を取り扱っている企業の公式HPの上位57社を調査しました。

※取り扱いメーカー数及び対応種類の多い企業、かつ、プラント設計に対応している企業をピックアップしました。

循環型社会の実現に向け、廃棄物の削減に継続的に取り組むために、昨今の世情における産廃事業への取り組みについて掲載。

産廃事業社に求められる資質や姿勢など、事業において必要な見解をまとめています。

産廃事業への取り組みについてのイメージ