様々なハイテク光センサーによって、ベルト上の素材を識別し、選別します。材質や色を元に識別し、エアージェットで分ける仕組みです。たとえば、廃棄物を分別する場合に、ペットボトルは手前のベルトに落とし、紙は奥のベルトに飛ばすといったことができます。
材質や色など選別基準に多くの要素を使える機械や識別の精度が高い機械が実用面では運用しやすいでしょう。選別基準を複数設定できるなど、製品によって特長が異なります。
光学式選別機の歴史は古く、1930年代にはアメリカで色彩選別機のアイデアが生まれ、1933年にイギリスで色彩選別機の実機が誕生しています。1966年には海外で実用化された色彩選別機をSORTEX社が日本に輸入し、徐々に普及していきました。
日本では服部製作所が、1935年に茶葉の茎と葉を静電気で選別する選別機を開発し、実用化しています。その後、改良を重ね、1964年には茶葉と茎の色の違いに着目し、日本で最初の色彩選別機(H30型)が開発されました。
その後、処理量やメンテナンス性、センサーの精度など数々の改良が施され、1986年には、紅茶の選別に特化した色彩選別機が、1990年代には豆用色彩選別機や米用色彩選別機が発売されます。センサーもモノクロからカラーになり、用途も茶葉だけでなく豆や米などにも広がっていきました。
現在では、フォトセンサに代わってCCDカメラ・赤外線カメラを搭載し、処理量や対象物が大幅に広がったことで、さまざまな用途で用いられるようになりました。
選別したいもののスペクトルをチェックし、外観や形状や色やサイズなど、対象物を細かく解析と検出ができます。結果、手作業と違い選別の際の品質が一定に確保でき、精度も高くなるため、不良品や異物混入を回避できるのです。
短時間かつ大量の対象物を自動選別できます。人手不足の解決につながりますし、労力や時間の節約に寄与します。1台で約4トン/hまで処理できるため、人の手では限界がある量の処理もできるようになるのです。多くの処理により生産量アップが期待できます。
不良品や異物混入リスクの回避が期待できます。不良品や異物混入があると、また作り直しのような問題が発生してコストに関し負担となるのです。製品を再加工、不良品が少なくなれば単純にムダが減ることになり生産コストを下げられます。
被検査物の識別・選別にCCDカメラやCMOSカメラ、近赤外線カメラなどを搭載しているタイプです。CCDカメラやCMOSカメラでは対象物の色・形・位置をカメラで読み取り識別します。
近赤外線カメラではガラス片やプラスチック片などの透明な異物を検出するのに用いられています。対象によって近赤外線の分光反射率・分光透過率が異なる原理を利用し、透明な異物を選別しているのです。
カメラタイプの選別機ではCCDカメラやCMOSカメラ、近赤外線カメラが1種類のみ搭載されている選別機もあります。
しかし、異物にはさまざまな色や形状のものがあるので、CCDカメラ・CMOSカメラと近赤外線カメラを組み合わせて選別機に搭載している製品が多くなっています。カメラタイプの選別機は食品分野での利用が多いのも特徴です。
X線カメラは被検査物の透過X線像を高感度・高解像度で撮影するものです。X線投影技術を使って原子密度の差異によって被検査物を選別します。
X線カメラ搭載の選別機は、金属片の除去や廃棄物の仕分け、難燃剤や黒色素材の除去・選別などが主な用途です。CCDカメラやCMOSカメラ、近赤外線カメラと組み合わせることで、多くの異物除去や選別に対応している製品もあります。
X線カメラタイプの選別機は工業分野や医薬品分野での利用が多く見られます。
電磁誘導の原理を利用し、選別や異物の除去を行うタイプです。渦電流を発生させ、アルミ・銅・真鍮・マグネシウムなどの良伝導体を選別・除去します。
ドラムに内蔵されている強力な永久磁石の回転にともない、ドラム表面には交番磁界と呼ばれる時間と共に大きさと方向が変化を繰り返す磁界が発生します。
この磁界の中に良伝導体を通すと、それぞれに電磁誘導現象による渦電流が発生し、前方に推進力を受けて加速し遠くに飛びます。この現象はフレミングの左手の法則によるものです。
電磁誘導タイプの選別機は、良伝導体を高精度で選別できるので、リサイクル分野や工業分野で多く用いられています。
重金属・軽金属選別、アルミスクラップから合金選別、銅・亜鉛・真鍮・アルミ選別、被覆電線選別、基板選別ができる選別機です。最大4つのセンサーを搭載できます。材質の特徴を掴んで、様々なモノを選別可能。1台で選別できる種類が多いため、スペースも有効活用できます。また、タッチパネルの操作性が良く、簡単に設定変更可能です。
株式会社イーストコアが約2万㎡の広大な敷地にシュレッダープラントを開設した際、KSSコンビネーションソーターを導入しました。複合廃棄物や業務用冷蔵機器、建材用外壁パネルなどから希少金属を回収し、リサイクルする目的です。シュレッダーにかけられ、粉砕されたプラントを鉄、非鉄、ダストに分けるという工程が構築されています。
「プラスチックを塩ビ(PVC)と他プラスチック、あるいはPETと他プラスチックに」「プラスチック、紙、木、石、金属など」を「プラスチックと石、金属、その他に」など、複数の素材から一つの素材を選り分ける使い方ができる選別機です。混合プラスチック、木くず・紙くず、電気電子機器廃棄物、他渦電流非鉄金属選別機残渣、包装ごみに対応しています。
有限会社ダイイチ企業では、光学式選別機ユニソートフィルムを導入しました。オガワエコノスグループで解体・処理事業をおこなっている会社です。建設系の混合廃棄物をリサイクル処理するため、大型選別プラントの本格稼働にあわせて導入を決めたとのこと。高度選別ができるようになったことで、RPF等代替燃料向けを増やし、資源化率が90%に達しました。
電磁誘導選別機です。金属やステンレスのみを取り出せます。選別対象材料は、自動車シュレッダーくず(ASR)・電気電子機器廃棄物、焼却炉焼却灰、木くず・紙くず、渦電流非鉄金属セパレーター残渣です。金属のリサイクルや次工程の機械保護のためステンレスの除去、廃棄物固形燃料 (RDF/RPF)作成のための金属の除去に利用できます。金属センサーで金属を回収できるのが大きな特徴。渦電流非鉄金属選別機(アルミ選別機)で取れないステンレスも回収可能です。金属を高精度で除去できるため、廃棄物固形燃料RPF/RDFの品質が向上します。高感度アルゴスセンサーが搭載されたことで、ステンレスと非鉄金属の分別が可能になりました。小さな金属の選別用に微細物用ISSがあります。
ISSメタルソーターの導入事例は、公式サイトに記載がありませんでした。
プラスチックの選別をします。材料の大きさは10mm~40mmに対応。シュタイナート社の高精度なカメラ画像解析技術とハイパースペクトルイメージング(HSI)を搭載し、高性能な識別が可能です。観測する周波数の範囲を変更することで、黒のプラスチック素材も選別できるのがユニソートブラックアイの特徴と言えるでしょう。認識できるプラスチック材質は、ポリエチレン(PE)、ポリプロピレン(PP)、ポリ塩化ビニル(PVC)、ポリスチレン(PS)の4種類。四大汎用プラスチックとも言われている素材なので、たいていのプラスチックが選別できると考えられます。比重による選別が難しいPPとPEの選別にも使えるのが便利です。
ユニソートブラックアイの導入事例は、公式サイトに記載がありませんでした。
近赤外線もしくはカラーカメラを用いた選別機です。選別対象は、5mm~30mmのプラスチック、木、紙。廃棄物の中にある微小な原料も種類や色に応じて高精度で選別ができます。リサイクル性が向上するのはもちろん、リサイクルの高価値を達成できるでしょう。粉砕処理された廃プラスチックや金属、鉱物の微細材料の選別に適しています。ベルトコンベアの搬送速度は、秒速3mでも均等に加速可能。高速バルブラインにより、効率よく選別できます。にまた、画面の操作性が優れている点も見逃せません。タッチスクリーンが使いやすく、操作は簡単。柔軟な選別パラメータ設定が可能で、選別プロセスに関する包括的な統計や各種データが取り扱えます。
ユニソートフレークの導入事例は、公式サイトに記載がありませんでした。
「PETボトル材質・色選別」「PP・PE・PSの選別」「PVC除去」等、材質と色を同時に判断。エアージェットで選別します。コンパクトな機械でスペースの有効活用が可能。また、柔軟な構造なので、新設プラントはもちろん、既設のプラントへの導入にも便利でしょう。コンベア幅全体に対して、選別のための光をムラなく届けられるのも大きな特徴です。コンベアに多くの材料を乗せられるので、業務効率の面でもメリットがあります。原料を高精度で識別可能。オプションで人工知能解析した3Dオブジェクトの検知と選別ができる新機能も搭載可能です。これまで検知が困難だった原料でも選別できるようになります。
AUTOSORT®の導入事例は、公式サイトに記載がありませんでした。
PP、PEなどプラスチック、金属、繊維の選別ができます。ベルトコンベア幅(mm)800~2000、ベルトコンベア長(M)定型長3.5~5、コンベア速度(M/秒)は1.5~3、選別物サイズ(mm)は10~350、分析面積(cm2)は1cm2以上という構成です。ベルトコンベア長は特注に対応できます。近赤外線を当て、波長を解析して特定の材質を認識する仕組み。エアーノズルで対象物を吹き飛ばして3種類に選別します。廃棄物の混合比に応じて選別パターンを設定可能です。金属は、鉄鋼、非鉄金属、布地に装着された金属を識別できます。高精度な識別で、再生原料化が高まり、地球環境保護にも貢献できる選別機です。
PELLENC(ペレンク)ミストラルの導入事例は、公式サイトに記載がありませんでした。
高性能色彩カメラと金属センサーやUVセンサー、NIRセンサーを組み合わせており、色や形状によって材料を識別可能。材料に応じた仕様にセットアップできます。高性能色彩カメラは最大200万色まで識別可能。細かな色選別を行いながら異物を除去します。
ガラス屑を製造後製瓶メーカーに納入している企業では、既存機器の入れ替え機として光学式選別機クラリティーを導入。高感度カメラを搭載したクラリティーをカスタマイズして、高い異物除去率を実現しました。また従来なら異物として除去されていたガラスも減り、ガラスのロス率が大幅に改善されたのです。
「リサイクル用選別機 MSort OPT」は、さまざまな組成をもつ難しい製品でも効率的に選別できます。わずかな色の違いも正確に検出してくれるため、選別パラメータとしての活用が可能。色や形状によって明確な分類が可能です。リサイクル分野において、ガラスや鉱物、塩・金属・プラスチックなどの処理に適した選別機です。
リサイクル用選別機 MSort OPTの導入事例は、公式サイトに記載がありませんでした。
プラスチック リサイクル用選別機 SORTEX Aは、プラスチックリサイクルや食品産業用につくられています。穀物やコーヒー豆、ナッツのほかプラスチックも分類でき、選別性を強化しているため安定した運転が可能です。
高度な照明システムによって、明るい色や暗い色の欠陥や異物を検出可能です。また、独自開発の「PROfile」形状認識技術によって同色でもサイズや形状を同時に認識して判別してくれます。
プラスチック リサイクル用選別機 SORTEX Aの導入事例は、公式サイトに記載がありませんでした。
リサイクルや鉱業用につくられたSortika VPは、振動フィーダーが付いています。振動フィーダーによって乾式分離を行い、色や形、透明度によって材料を選別。粒径5~100mmのリサイクル品(カレット、WEEE、混合金属)と鉱物(タルク、マグネサイト、石灰石、石英)を高い分離効率で分離してくれます。プラスチックはもちろん銅製品やアルミニウム、ガラス、電子部品などの選別にも活用可能です。
光学選別機 Sortika VPの導入事例は、公式サイトに記載がありませんでした。
プラスチックのリサイクル用として開発された光学選別機。組成(NIR)や色(VIS)、形状(ディープラーニング)によってさまざまな種類の材料を自動的に分類・分離可能です。またマルチスペクトルビジョンの柔軟性を実現しており、新しい材料の分類でもスムーズに行えます。
モデルはEP-1000、EP-1500、EP-2000、EP-2500、EP-3000など複数あります。
光学選別機 ECOPACKの導入事例は、公式サイトに記載がありませんでした。
重量物選別ロボットです。主に建設廃棄物の処理に活用されており、大型プラスチックや木材、可燃物、塗料バケツ、中空レンガなどの重くて大きな廃棄物オブジェクトの仕分けに向いています。
ベルトコンベア上で廃棄物を検知すると視覚システムがスキャンを行い、廃棄物の表面の特徴を識別。材質や輪郭、つかみどころなどを分析・識別して、指定されたホッパーまで運んでくれます。
HEAVY INTELLIGENT SORTING ROBOTの導入事例は、公式サイトに記載がありませんでした。
食品加工業向けの光学式選別機です。Manta®シリーズは大容量のベルトソーターが特徴であり、さまざまなセンサーオプションによって製品の流れを片面あるいは両面から観察します。なお、2つまたは3つの分別方法に分別して分離管理が可能。高い歩留まりで品質目標を達成できるようにサポートしてくれます。
光学式選別機 Manta®の導入事例は、公式サイトに記載がありませんでした。
選別したいものはなにか、特性の正確な把握が重要です。選別対象物のサイズ、形状や色や密度といった特性で、光学選別機に求められるタイプや性能は違ってきます。そのため、選別対象物の特性を踏まえた上での機種選定が重要になるのです。
処理能力も重要です。工場の生産ニーズと合わないと、想定していた結果と違い、生産効率が低下しかねません。ただし、過剰な処理能力があってもコストが増えるリスクがあります。将来的な生産計画や予測も踏まえた上で、ちょうどいい処理能力が求められます。
選別制度は材料や機械で振れ幅があるため注意が必要です。高精度な選別が求められるなら、コンベアを遅くすることで対処はできますが、結果、生産量が落ちるリスクもあります。高精度と速度のバランスを考えた上で、対応できる機種を取り扱うメーカーの選定がまずは必要です。
AIの技術を駆使した先進的なシステムにより、リサイクル業界を未来型組織へとつくりかえていくことを社のミッションとして、さまざまな機器を提供している会社です。光学式選別機「クラリティー」は、特にガラスやがれきを選別したいときに効果を存分に発揮する装置です。人の手による選別作業負担の大幅カットにつながります。
住所 | 富山県富山市婦中町地角600-1 |
---|---|
営業時間 | 記載なし |
電話番号 | 076ー465ー6050 |
公式サイトURL | https://www.ryohshin.co.jp/ |
開発設計、製造、そして販売からメンテナンスに至るまでの、全プロセスをワンストップで実施する体制がととのっている日本シーム。取り扱っている光学式選別機は、複数のハイテクセンサーを駆使することで、 選別対象の材質と色を同時に判断した上で、エアージェットで選別していく機能を備えています。
住所 | 埼玉県川口市安行北谷665 |
---|---|
営業時間 | 記載なし |
電話番号 | 048-298-7700 |
公式サイトURL | https://www.nihon-cim.co.jp/ |
「手選別をおこなうことよって発生する人件費が高い」「受け入れられる資源の量に限界がある」といったような課題を解決へと導く光学選別機を提供しています。幅ひろい種類の素材選別に対応している使い勝手の良い近赤外線センサー搭載型選別機です。オプションセンサーを増設すれば、色選別や金属選別をすることも可能になります。
住所 | 本社:東京都新宿区大久保3-8-2 住友不動産新宿ガーデンタワー13F ※その他の拠点:北海道本部(札幌市)・東北本部(仙台市)・北陸本部(金沢市)・中部本部(名古屋市)・関西本部(大阪市)・中四国本部(広島市)・九州本部(福岡市) |
---|---|
営業時間 | 電話受付時間:平日9時~18時(土日祝は休み) |
電話番号 | 0120ー81ー2166 |
公式サイトURL | https://fjtex.co.jp/ |
世の中で求められている価値ある製品やサービスの提供に注力している会社です。フランスの企業であるペンレク社の代理店として、充実した機能が搭載されている光学式選別機を取り扱っています。光学式選別機「ミストラル選別機」には、近赤外線分光測定と可視光線分光測定の計2つの技術がそなわっており、さまざまな種類の資源リサイクルに役立てられます。
住所 | 本店:愛媛県新居浜市新田町1-6-46
※その他の拠点:名古屋本社(工場及び本社事務所)・東京営業所 |
---|---|
営業時間 | 営業時間 8:00~17:00 (定休:土・日) |
電話番号 | 0562-48-2255 |
公式サイトURL | http://www.niihama.co.jp/ |
リサイクルをよりスムーズに、そして効率よく進めていくための機器を製造しているモリタ環境テック。リサイクル用プラントの設計もおこなっています。こちらの会社が扱っている光学式選別機「バリソート」は、従来型のシュレッダーでは選別が困難だった有価物や不純物にもしっかりと対応。価値ある資源として再生させられます。
住所 | 本社:千葉県船橋市小野田町1530 ※その他の拠点:東日本営業部・西日本営業部・船橋工場 など |
---|---|
営業時間 | 受付時間 9:00~17:40(土日祝を除く) |
電話番号 | 047-457-5111 |
公式サイトURL | https://www.morita119-kt.com/ |
次世代のモノづくりを推進していくことを社の使命とし、新しい技術の発掘や開発に注力している伊藤忠マシンテクノス。取り扱っている光学選別機は、フランスのペンレクSTジャパンのもので、産業廃棄物などのリアルタイム解析が可能な装置です。非接触で検知し、種類別にスピーディーに選別できます。
住所 | 東京本社:東京都千代田区永田町2‐14‐2 (山王グランドビル3F・7F)
※その他の拠点:大阪本社・名古屋支店・広島営業所・帯広営業所・福岡営業所・熊本営業所・富士事業所・大阪ラボ・今治出張所 など |
---|---|
営業時間 | 記載なし |
電話番号 | 03-3506-3541 |
公式サイトURL | https://www.itcmt.co.jp/ |
環境エネルギー関連の設備や機器など、最適なソリューションを提供することでユーザーの幅広いニーズに応えているナラサキ産業株式会社。本社を東京都中央区に、そして本店を北海道札幌市に、それぞれ構えています。取り扱っている光学式選別機について問い合わせる場合には、公式HPの問い合わせフォームを利用できます。電話での問い合わせも可能です。
住所 | 本社:東京都中央区入船3‐3‐8 本店:北海道札幌市中央区北1条西7‐1 |
---|---|
営業時間 | 記載なし |
電話番号 | 記載なし |
公式サイトURL | https://www.narasaki.co.jp/ |
環境先進国として有名なドイツをはじめとするヨーロッパで開発された機器・関連技術などを提供しています。さまざまな有価物の選別ができる、シュタイナート社製の光学式選別機「KSSコンビネーションソーター」も取り扱っています。タッチパネルで簡単に設定変更できるところ、そして最大4つまでセンサーを搭載できるところなどが注目ポイントです。
住所 | 本社:神奈川県横浜市港北区新羽町178 ※ その他の拠点:東日本支店・北海道営業所・東日本支店東北営業所・九州支店・木更津マシンパーク など |
---|---|
営業時間 | 電話受付 9:00~18:00 土日祝除く |
電話番号 | 045-534-2270 |
公式サイトURL | https://www.sun-earth.jp/ |
光学選別機では材料ごとの選別が可能です。とくにプラスチックリサイクルだと主流になっています。光の波長の幅を広くして測定することで、材料のスペクトル情報を解析して材料ごとに選別できるのです。
色も均一にしたい場合、手作業ではかなり時間がかかります。光学選別機なら不要な色の異物や、特定の色の材料を除去できるのです。逆に特定色の材料だけにしたいときでも助けになります。
形状で選別できます。形状が違う場合、製品として欠陥である可能性が高いです。そのため、適切な形状を持った良品のみを選別したいときに役立ちます。
サイズでの選別にも対応できます。指定サイズの範囲内に収まらない異物の除去で役立つ機能です。大小関係なく、特定サイズ以外を除去できるため、後工程での製造効率と品質のアップが期待できます。
光学選別機が選別する仕組みは、物体の反射光を利用して解析します。ガラスは光をよく透過させるために解析がむずかしいのです。光がガラスを透過することで、たとえば下にある物体を識別する可能性があります。他にも光の屈折でセンサーに対し、適切に反射しない問題もあるのです。そのため光学選別機によるガラスの選別はむずかしいのです。
陶器の主成分は土や粘土です。土や粘土は色も質感は不均一なため、光学選別機の「表面の色や反射特性に基づいて物体を判別する」という方法との相性は悪いといえます。
黒いものとも相性が悪いです。黒色は光を吸収する性質を有しています。光を当てても反射が十分ではありません。結果、十分に信号が得られないため正確な選別はむずかしいのです。
産業廃棄物には様々な材質が混じっています。これらの材質を選別し、可燃物、不燃物、リサイクル資源などに分けることは、私たちの暮らしや地球環境を守るためにも大切な処理です。その選別にセンサーを使用するのが光学式選別機です。選別機によって、搭載されているセンサーの種類は異なります。特定の金属のみを取り出したいのか、プラスチック・紙・金属に分けたいのか、選別の段階や目的によって導入する選別機を検討してください。
取り扱い メーカー数 |
21社 |
---|---|
メーカー種別 | 海外 |
製品の保守・サポートが強み。木更津に「パーツセンター」「QCセンター」「テストセンター」の機能を有した施設があり、パーツセンターでは7000種18万点のスペアパーツを保有。
取り扱い メーカー数 |
3社 |
---|---|
メーカー種別 | 国内・海外 |
日々環境分野において様々な研究開発を行い、1925年の創業から顧客のニーズを実現すべく品質向上に力を注いでいます。
取り扱い メーカー数 |
1社 |
---|---|
メーカー種別 | 国内 |
北九州にある本社を拠点に全国11ヶ所の工場を持ち、「スラグリサイクル事業」「環境非鉄リサイクル事業」「リサイクル機器プラント事業」に注力。
※2021年7月21日時点に、「選別機」または「産業廃棄 選別機」と「Google」で検索した際に表示された、中間処理に関する機器を取り扱っている企業の公式HPの上位57社を調査しました。
※取り扱いメーカー数及び対応種類の多い企業、かつ、プラント設計に対応している企業をピックアップしました。
循環型社会の実現に向け、廃棄物の削減に継続的に取り組むために、昨今の世情における産廃事業への取り組みについて掲載。
産廃事業社に求められる資質や姿勢など、事業において必要な見解をまとめています。