廃棄物からリサイクル材や希少金属を取り出したり、材質によって分別したりなど、モノを一定の条件で選別をできるのが選別機。選別機の仕組みによって、得意な選別が異なるため、選別したい工程に合っている選別機を選ぶことが大切です。3種類の選別機についてまとめました。
画像引用元:Sun Earth公式サイト(https://www.sun-earth.jp/products/near-infrared-sorting-machine/)
光学式選別機(センサー選別機)は光センサーによって対象物を選別できる選別機です。金属と紙を分けるなど、使用されているセンサーによって分けられる対象物が異なります。7つの製品について特徴をまとめました。
画像引用元:株式会社サナース(https://www.sun-earth.jp/products/ballistic-separator/)
土間選別機は物質の形状、重さなどの特性を利用してさまざまな物質の選別を行う装置です。機械内部の傾斜したスクリーンで振動することで重量やサイズごとに、上に上がるもの、滑り落ちるものに分かれるため選別することができます。
画像引用元:日本磁力選鉱株式会社公式サイト(http://www.nmd.co.jp/recycle/entry-50.html#prettyPhoto)
非鉄金属選別装置は、アルミ・銅・亜鉛・マグネシウムといった非鉄金属を分別します。各メーカーが様々な特徴・性能・用途に対応する非鉄金属選別機を販売。4つの製品について特徴をまとめました。
画像引用元:株式会社安西製作所公式サイト(https://anzai-mfg.com/pages/15/#block694)
「LIBS選別機」とは、「レーザー誘起ブレークダウン分光法(通称LIBS)」と呼ばれるレーザーを使用することによって成分分析を行う技術をリサイクル分野に応用した選別機です。アルミ合金などの金属について、元素レベルから成分分析を実施することによって選別を行えます。
画像引用元:株式会社サナース(https://www.sun-earth.jp/products/electromagnetic-induction-sorter/)
X線選別機はX線を対象物に照射し、物質の密度から素材や形状を判別していく装置です。製品によっては、X線センサーだけでなく3Dレーザーカメラなどでより詳細に物質を分析・判別回収可能なタイプもあり、バリエーション豊かといえます。金属製品だけでなく廃プラスチックや木材、産業廃棄物なども選別できるため、さまざまな場面で役立ちます。
画像引用元:Sun Earth公式サイト(https://www.sun-earth.jp/products/sorting-machine/)
振動を与えて網目から落とす形で選別するのが振動選別機(ふるい機)です。小麦粉など穀物の選別にも使用されます。廃棄物の選別にも使えますが、粒の大きさによる製品化にも活用できる機器です。2製品紹介しています。
画像引用元:株式会社サナース公式サイト(https://www.sun-earth.jp/products/near-infrared-sorting-machine/)
廃プラスチック選別機とは、使用後に廃棄したプラスチックを選別する装置のことです。物体の比重差(密度差)を利用したメカニズムにより、高精度で効率的な分別を実現します。5つの製品について特徴をまとめました。
画像引用元:株式会社サナース(https://www.sun-earth.jp/products/wind-shifter/)
風力選別機は風力を活かしてさまざまな物質の選別を行う装置です。適した風を送り多様な材料や廃棄物に混入した不純物・異物を除去。重量やサイズごとに分けて選別することができます。その方式や用途はメーカーや機種ごとにさまざま。
画像引用元:日本マグネティックス株式会社公式サイト(https://www.nmi-jpn.com/products/eddy-current-separator/als-l/)
磁選機(アルミ選別機)は磁石の原理でアルミ缶やアルミ片を選別します。高速回転する永久磁石ドラムで磁場を発生させる仕組みです。ペットボトルやビンとアルミ缶を分別する工程で使用されます。3製品ピックアップして紹介しました。
破袋機は袋詰めされた缶やPETボトルなどのゴミを効率的に処理する装置で、従来の手作業よりも速く、安全に作業を行うことができます。下記ページでは、各種産業で使用される破袋機の種類とその機能を詳細に紹介します。
取り扱い メーカー数 |
21社 |
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メーカー種別 | 海外 |
製品の保守・サポートが強み。木更津に「パーツセンター」「QCセンター」「テストセンター」の機能を有した施設があり、パーツセンターでは7000種18万点のスペアパーツを保有。
取り扱い メーカー数 |
3社 |
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メーカー種別 | 国内・海外 |
日々環境分野において様々な研究開発を行い、1925年の創業から顧客のニーズを実現すべく品質向上に力を注いでいます。
取り扱い メーカー数 |
1社 |
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メーカー種別 | 国内 |
北九州にある本社を拠点に全国11ヶ所の工場を持ち、「スラグリサイクル事業」「環境非鉄リサイクル事業」「リサイクル機器プラント事業」に注力。
※2021年7月21日時点に、「選別機」または「産業廃棄 選別機」と「Google」で検索した際に表示された、中間処理に関する機器を取り扱っている企業の公式HPの上位57社を調査しました。
※取り扱いメーカー数及び対応種類の多い企業、かつ、プラント設計に対応している企業をピックアップしました。
循環型社会の実現に向け、廃棄物の削減に継続的に取り組むために、昨今の世情における産廃事業への取り組みについて掲載。
産廃事業社に求められる資質や姿勢など、事業において必要な見解をまとめています。