こちらのページではリサイクルのひとつ「マテリアルリサイクル」について紹介します。どのようなリサイクル方法なのか、また課題などについてまとめました。
「廃棄物を新しい製品の原料として再利用する」というリサイクル方法を「マテリアルリサイクル」と呼びます。この場合、同じ製品にリサイクルされることもありますし、全く異なる製品にリサイクルされることもあります。具体的にどのような事例があるのかを紹介します。
私たちの生活に身近なペットボトルは、多彩な製品に再利用されています。ペットボトルとして再利用されることもありますし、衣類や食品用のトレー、卵パックなどにも再利用されます。
ペットボトルを回収後、洗浄・粉砕という工程を経てフレーク状にしたものを原料として、さまざまな製品を作ります。
プラスチックと比較すると異物混入の影響を受けにくいポリ塩化ビニールもマテリアルリサイクルが行われています。ポリ塩化ビニールを使った製品の例としては、農業用ビニールハウスやパイプなどが挙げられます。
例えばパイプなどは同じ製品にリサイクルされますし、ビニールハウスは床材などに再生されます。
アルミ缶をはじめとする金属製品もマテリアルリサイクルが行われています。 例えばアルミ缶の場合は、回収後に表面のフィルムや塗料を除去し、高温で溶かし固めて「再生地金」とします。この再生地金からアルミ缶や自動車の部品が生み出されます。
マテリアルリサイクルには「レベルマテリアルリサイクル」と「ダウンマテリアルリサイクル」という2つの種類があります。ここでは、どのような違いがあるのかを見ていきましょう。
廃棄されたものを同じ製品の原料としてリサイクルすることを「レベルマテリアルリサイクル」と呼んでいます。たとえば上記でご紹介したペットボトルを再びペットボトルに再生する、古紙から再生紙を生み出すといったことがレベルマテリアルリサイクルにあたります。
廃棄されたものが同じ製品の原料とするには品質を満たせない場合に、1段階下げた分野の製品の原料としてリサイクルすることを「ダウンマテリアルリサイクル」と呼んでいます(「カスケードリサイクル」と呼ぶこともあります)。
こちらの例としては、ペットボトルを衣類などにリサイクルする、ビニールハウスを床材などにリサイクルするといったものが挙げられます。
日本におけるマテリアルリサイクルの課題としては、ヨーロッパと比較するとまだ十分に普及しているとはいえない、という点が挙げられるでしょう。近年ではリサイクルに関する意識も高まってきているといえますが、まだまだゴミの分別について意識をする必要があるといえるのではないでしょうか。
こちらのページでは、マテリアルリサイクルについて紹介してきました。廃棄物をただ捨てるのではなく、新たな製品として生まれ変わらせることができる方法となっていますので、ぜひゴミの分別に関する意識を高めて、限られた資源を大切に使っていくことが大切であるといえるでしょう。
取り扱い メーカー数 |
21社 |
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メーカー種別 | 海外 |
製品の保守・サポートが強み。木更津に「パーツセンター」「QCセンター」「テストセンター」の機能を有した施設があり、パーツセンターでは7000種18万点のスペアパーツを保有。
取り扱い メーカー数 |
3社 |
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メーカー種別 | 国内・海外 |
日々環境分野において様々な研究開発を行い、1925年の創業から顧客のニーズを実現すべく品質向上に力を注いでいます。
取り扱い メーカー数 |
1社 |
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メーカー種別 | 国内 |
北九州にある本社を拠点に全国11ヶ所の工場を持ち、「スラグリサイクル事業」「環境非鉄リサイクル事業」「リサイクル機器プラント事業」に注力。
※2021年7月21日時点に、「選別機」または「産業廃棄 選別機」と「Google」で検索した際に表示された、中間処理に関する機器を取り扱っている企業の公式HPの上位57社を調査しました。
※取り扱いメーカー数及び対応種類の多い企業、かつ、プラント設計に対応している企業をピックアップしました。
循環型社会の実現に向け、廃棄物の削減に継続的に取り組むために、昨今の世情における産廃事業への取り組みについて掲載。
産廃事業社に求められる資質や姿勢など、事業において必要な見解をまとめています。