日本では、産業廃棄物は、事業活動によって排出された廃棄物のうち法令で定められた特定の20種類と、爆発性や毒性、感染性などがある「特別管理産業廃棄物」と定められています。
産業廃棄物をめぐる問題には「排出量を減らす」「適正に処理する」など、さまざまな切り口があり、長年にわたり排出事業者・処理業者・行政等が一体となり、課題解決に向けて取り組まれています。
廃棄物等の発生を抑制、廃棄物等の中から有用なものを循環資源利用し、適正な廃棄物の処理をすることで、環境への負荷ができる限り低減されるよう産業廃棄物を取り扱う企業においては、その処理方法についてしっかりと適切な対応・処理が求められます。
時折、ニュースなどでも流れる産業廃棄物の不法投棄など、快くない事業者による対応が取り沙汰され、世間のイメージとして産廃事業への印象はもしかしたらあまり良いものではないのかもしれません。
しかし、国が定める「優良産廃処理業者認定制度」など、通常よりも厳しい基準を設けられた下記の項目を満たすことで認定される制度もあります。
優良認定業者による適正処理は、環境保全の面・自社の業務における効率性など、計画的な事業推進のもと厳格に行われています。
産廃事業社において、重要な工程となる業務の「中間処理」ですが、一言に中間処理と言っても取り扱う種類や工場の広さなど「何を」「どれくらい」「どのように」処理するかで、求めるスペックや検討すべきリスクなどは様々に変わってきます。
工場に設置する最適な機器を考える場合、自社だけでなく機器を取り扱う企業の密接な連携は必須となることでしょう。
中間処理に必要となる設備に関して、製品販売だけでなく工場のプラント設計にも知識を有する企業と連携できることは自社にとって労力・コスト・リスクを減らし、効率向上に向けた第一歩となるはずです。
株式会社サナースでは、環境先進国であるヨーロッパ諸国の製品を輸入販売し、国内の製品スペックでは賄えない「海外メーカー製」としての強みを十分に提供してくれる企業です。
お客様が求める要望に対する答えとして「環境関連機械」「林業機械」「農業機械」ならびにそれら関連技術等をもって真摯に対応してくれます。
幅広く機器を取り扱う柔軟性
中間処理に関する機器だけでなく、環境機器など幅広く製品を取り扱っているからこそ「求める要望」だけでは見えてこない「他に必要となること」を理解し、適切な判断・選択をすることができます。
海外メーカー製ということで「故障したら…」と不安を持つ方も安心できるよう、パーツセンター/QCセンター/テストセンターの3つの機能を有した「木更津マシンパーク」を開設し、7000種18万点のスペアパーツを ストックしています。
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株式会社サナースの木更津マシンパーク内にあるテストセンターは、環境機械の導入を検討する企業が“材料の選別テスト”を実際に行い、機械の性能や操作性を確かめることができる場として機能しています。
単なる展示ではなく、お客様が持ち込んだ材料を試験機で処理することで、生産性や選別精度を事前に確認することが可能です。
これにより、導入後のトラブルを抑えるだけでなく、より適切な機種選定につなげることができます。操作方法やメンテナンスの実際の手順も体感できるため、導入時の不安や疑問を解消する場としても大いに活用されています。
テストセンターにはセンサー選別機、近赤外線選別機、循環式風力選別機などが導入されており、これらの選別機でさまざまな材料を試験できます。
センサー選別機では、高度なカメラやセンサーを用いて異物や異なる素材を自動で排除することが可能です。
また、近赤外線選別機は近赤外線技術を活用して多様な素材を見分けるため、リサイクル分野でとりわけ高い効果を発揮。
さらに、循環式風力選別機では、風力を利用して比重や形状に応じた分別が行われるため、粉塵の混じった素材などでも効率的な仕分けが実現できます。
これらの機械を活用し、実際に材料を投入して動かしてみることで、想定する生産量や処理スピードが具体的に把握でき、最適な機種の選定をサポートします。
テストセンターを利用する大きなメリットは、実機による選別テストが事前に行える点です。
導入前から実際の材料を使って試験を行えるため、カタログデータでは分からない選別の精度や作業効率を確認できます。
さらに、稼働中の操作方法やメンテナンス手順も学べるため、導入後の立ち上げがスムーズになります。
また、サナースの専門家が常駐しており、材料特性や生産条件に合わせたアドバイスを受けられるのも大きな魅力。
海外製の機械に慣れていない企業にとっては、国内製機との比較検討を同じ環境下で行えることも大きな強みとなっています。
木更津マシンパーク内に併設されているQCセンターやパーツセンターとの連携は、テストセンターの効率的な運用を支える重要な要素です。
QCセンターでは機械の品質管理や修理、検品を行っているため、テストセンターで稼働させる選別機も常に良好なコンディションが保たれています。
また、パーツセンターには7000種類、18万点もの豊富なスペアパーツが在庫として用意されており、不具合が発生した場合や改修が必要な場合でも迅速に対応可能。
テストの実施から導入後のメンテナンスまで、一貫したサポートを受けられる体制が整っています。
テストセンターの利用は、特に初めて海外製の選別機を導入する企業や、現在の機械設備を見直して生産性や精度を高めたい事業者、また新たな材料や処理量の増加に対応したい企業に最適です。
実機を操作してみることで、導入後のイメージがつかみやすくなり、不要なトラブルを事前に防ぎやすくなります。
さらに、専門家のアドバイスを直接受けられるため、将来的なメンテナンス費用や稼働コストなどを総合的に考慮したうえで最適な機械を選べる点が大きなメリットです。
株式会社サナースのテストセンターは、センサー選別機や近赤外線選別機、循環式風力選別機など多彩な試験機を用いて、実際の材料を使ったテストを行える施設です。
木更津マシンパーク内の他の施設(QCセンター・パーツセンター)と連携し、機械の品質維持からスペアパーツの供給までトータルにサポートしています。
これにより、導入を検討中の企業は、実際の運用環境に近い条件で機械の性能を確かめつつ、専門家の助言をもとに最適な機種を選定できます。
操作性やメンテナンス性の確認が事前にできることで、導入後のリスクを低減し、効率的な生産体制の構築を実現できるのがテストセンターの最大の特長です。
所在地 | 千葉県木更津市茅野19-1 |
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定休日 | 要問い合わせ |
営業時間 | 要問い合わせ |
連絡先(TEL) | 0438-53-2230 |
サナース ソーティング ラボは、株式会社サナースが2025年1月に千葉県富津市に開設した新たなテストセンターです。
ドイツをはじめとする欧州の環境リサイクル技術を取り入れた高性能選別機器を導入し、これまで木更津マシンパーク(千葉県木更津市)で行ってきた金属・プラスチックなどの選別テスト機能を移設・拡充しました。
この新拠点では、お客様が持ち込むサンプル材料を使って、より高度かつ効率的な選別プロセスを検証・提案できる体制を整えています。
選別機器の性能を確認した上で、実際の運用を見据えた最適化を図ることで、高度なリサイクルや廃棄物処理のニーズに応え、環境保全と資源の有効活用を推進する重要な役割を担っています。
所在地 | 千葉県富津市新富79-1 |
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定休日 | 要問い合わせ |
営業時間 | 要問い合わせ |
連絡先(TEL) | 045-534-2700 |